DETAIL
ワラーチって?
メキシコ先住民族であるララムリが履いているサンダルのことです。
彼らは日常的に長距離を走ることから"走る民族"と呼ばれています。
その彼らが履いている履物はワラーチと呼ばれ、古タイヤなどを足型に切って、紐をつけただけのシンプルなものです。
GRIPDROP製のワラーチも最小限の素材で不必要なものをそぎ落とし、
可能な限りシンプルに作られたものです。
一つ一つ時間をかけて手作りされているため、
多少のばらつきがある場合があります。
例えばソールに使われている素材の特性上、少し反っていたり、小さな傷、品番のプリントなどがある場合がありますが、使用に問題はありませんので予めご了承をお願い致します。
アウトソール
アウトソールは適度な弾力と衝撃吸収性が特徴のVibram® MORFLEX。EVA発泡材と天然ゴムをベースにした配合で、重さは従来のゴムの35%という超軽量素材。
10mm厚ながらサイズ25cmの片足重量は僅か63gです。
柔軟性に富んだ素材感で、屈曲が容易。つま先部分の裏側は引っかかり予防のため、少し削られています。
紐
紐自体に伸縮性はありませんが、ねじる事により若干の伸縮性を持たせています。
紐は1本で繋がっています。足に合わせて自由に調節してください。
位置が決まったら留め具の先で結び目を作ってください。
紐を1本抜けば留め具の位置も変える事ができます。(微調整は上下に動かす事で可能です。)
とても丈夫な紐を使用しておりますが、継続的に圧が集中すると擦り切れてしまう事もあります。
位置が決まったら紐が地面に当たる部分をShoeGooなどで補強する事をお薦めします。
紐が長い場合は適当な長さに切って先端をライターで炙ってください。(※やけどに注意してください。)
サイズについて
いつもの靴のサイズでお選びください。
場合によっては指がはみ出すかもしれませんが、ランニングではそれぐらいジャストサイズの方が調子いいです。(かかと部分の紐を少し延ばすと足の位置を後ろに調節する事ができます。)
普段履きでご使用の方は1サイズ上を選択していただいても大丈夫です。
使い方の注意事項
普段クッション性のあるシューズを履いている方は、最初から長い距離を走らないでください。
ウォーキングから始めて慣れてきたら走り始め、徐々に距離を延ばしてください。
また筋肉痛など痛みが出た場合は使用を中止し、痛みが引いてから再開してください。
留め具のプラスチックがそれほど頑丈でないため、破損する事があります。予めご了承ください。
しかし壊れる頃には紐の位置は決まっているはずなので、壊れた留め具は外して直接紐を結んでください。
ワラーチを履いて走るメリット
ランニングフォームが変わる
蹴る走りではなく、体の真下に足の裏全体で着地し、そのままリリースするような走り方を身に付ける事ができます。
特にウルトラマラソンなど長い距離に有効な省エネ走法です。
足が鍛えられる
今ランニングの世界でシューズは厚底がトレンドです。もちろん記録を出すには良いでしょう。しかしそれを普段の練習から履き続けるといずれ足は弱ってしまい、厚底でないと走れない状態になりかねません。普段はワラーチのようなクッションやサポートの無いもので足を鍛え、記録を出したい方はレース本番で厚底を履くのが良いと思います。
足指を使えるようになる
最近「浮指」がかなり問題視されるようになってきました。特に第五趾(小指)はほとんどの方が浮いています。ワラーチはゼロドロップなのでとても足指が使いやすいです。特に第五趾を意識して走ってみてください。膝が真っ直ぐに入り、故障の予防にもなります。
雨の日も気にせず走れる
ランニングシューズだと雨に濡らしたくないなぁと思いますが、ワラーチはへっちゃらです。シャワーで流し日陰に吊るしておけば翌朝には乾いています。(熱湯・天日干しは避けてください。洗剤は中性洗剤を薄めて使い、すすぎを入念に行ってください。)
雨の日は走り始め表面が滑りやすいですが、油膜と汚れが流れてしまえば滑りにくくなります。
洗濯物が減る
毎日ランニングしてるとどうしても洗濯物が増えてしまいますよね。ワラーチは基本裸足で履くので、ソックスの洗濯は無くなります。意外とソックスが無いだけで毎日の洗濯がかなり楽に感じます。
気分がアガる
足に風を感じるだけでかなりの開放感です。大袈裟に言うと宇宙との一体感を感じます。確実に気分はアガりますヨ!